ネクタイを選ぶ時、柄や素材、ブランドで選ぶ方が多いと思います。
みなさんは、ネクタイの幅を気にしたことはありますか?
幅の違いだけでも、与える印象は大きく異なります。
プライベートなシーンでネクタイを着用した時、何だかビジネスマンのように見えることはありませんか?それは、もしかしたらネクタイの幅が問題なのかもしれません。
今回は、知っているようで知らなかった“ネクタイの幅”についてご紹介致します。
あなたもお洒落の幅を広げてみてくださいね。
- ネクタイの幅って?
ネクタイの幅は、大剣の一番広い部分をさします。
大剣とは下の写真のように、ネクタイを締めた時に正面にくる幅の広い部分のことです。
ネクタイの幅は0.5㎝刻みで規格されており、5.0㎝から9.0㎝を超えるものまであります。
最も一般的なネクタイをレギュラータイといい、幅は7.0㎝から8.5㎝のものが多いです。
このレギュラータイはビジネスシーンに最適です。
また、9.0㎝から10㎝ほどの幅があるネクタイをワイドタイといいます。一方で、5.0㎝から6.0㎝ほどの細めのネクタイをナロータイといいます。
※細かい数値は決まっていないため、数値は目安となります。
2,スーツとネクタイ
では、スーツと合わせる時どのようなことに注意してネクタイ幅を決めれば良いのでしょうか。
ネクタイの幅で迷ってしまったら、下の写真のようにスーツのラペル幅(襟幅)と合わせるとスーツスタイルがバランス良くまとまります。
スーツのラペル幅とネクタイ幅が全く同じサイズであることは難しいので、前後0.5㎝ぐらいを目安に選んでみましょう。
前述のとおり、ビジネススーツにはレギュラータイを合わせるのがオススメです。また、レギュラータイは、色や柄、素材の違うさまざまな種類が豊富にあります。
適度な幅があり、存在感のあるレギュラータイだからこそ、自分らしさを表現できるポイントにもなるのです。あなたらしいネクタイを選び、他の人と差を付けた着こなしをしましょう。
- ナロータイでお洒落に
あなたはナロータイをもっていますか。
ビジネスマンでネクタイは毎日しているけどナロータイは一つも持っていない…という人は案外多いのです。
ナロータイのナロー(narrow)とは狭いという意味で、その名の通り大剣の幅の狭いネクタイをさします。
カジュアルな印象のナロータイは、ビジネスシーンには相応しくありませんが、ジャケパンスタイルやクールビズやウォームビズ、といったカジュアルなビジネススタイルであれば合わせても良いでしょう。ニット素材のナロータイを身に付ければ涼しげで爽やか、且つきちんとした印象も与えることができます。
スタイリッシュで洗練されたイメージもあるナロータイは、パーティーシーンでも使えるアイテムです。
細身のスーツとの相性も抜群なので、ぜひ付けてみてくださいね。
4,自分の“似合う”を知る
スーツのラペル幅で、おおよそのネクタイ幅は決まりますが、本当にそれだけで決めても良いのでしょうか。
それぞれ自分に似合うスタイルがあるように、実はスーツやネクタイにも体型などの相性があるのです。
例えば、筋肉質でがっちりしている人はどのようなスーツを選ぶでしょうか。
筋肉質であると、腕回りや肩周りがきつく感じられるので自分のサイズよりも大きめのサイズを選ぶ方もいるでしょう。反対に、すっきりと見せたくてストレッチの利いた細身のスーツを選ぶ方もいるでしょう。
しかし、体の大きな人が大きいサイズのスーツを着ると、さらに大きい印象を与え、威圧感さえ出てしまいます。また、サイズの合わない細身のスーツを着るとスキニーパンツのように体にぴったりと張り付き、皺が入り余計に体型が目立ってしまうのです。
自分の体型を良く理解して、自分に合ったサイズ選びは最も重要なのです。
自分の体型に合うスーツを着ることで、よりお洒落でスタイリッシュな印象になりますよ。